現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年5月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 船のやうに年逝く人をこぼしつつ |
2 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
3 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 声掛けて体位交換花は葉に |
6 | 母老いて八十八夜静かなる |
7 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
8 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
9 | 雲うるさしハンカチの木の咲くならば |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | ロダンの首泰山木は花えたり |
13 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
14 | 長月の平行線を仮に引く |
15 | 雲湧いて消えても佛あけび熟る |
16 | ものの種にぎればいのちひしめける |
17 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
18 | 琅玕や一月沼の横たはり |
19 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
20 | ういろうの薄茶を選び春惜しむ |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
23 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
24 | 春の夜の死よりしづかに接吻す |
25 | 青葉寒身に一対の乳房かな |
26 | 包丁の音よき響き春野菜 |
27 | 花の宴昭和は大きな声ばかり |
28 | マイク持つ女の小指花の宴 |
29 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
30 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
31 | もみづるや日暮の昏さとも違ふ |
32 | いなびかり北よりすれば北を見る |
33 | ががんぼの一肢が栞卒業す |
34 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
35 | 凩や海に夕日を吹き落す |
36 | 雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり |
37 | 網戸して革命はもうあるまじき |
38 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
39 | 鉛筆と同じ匂いのかたつむり |
40 | 海から誕生光る水着に肉つまり |
41 | 夜書いた手紙は泰山木の花 |
42 | 扇風器大き翼をやすめたり |
43 | 鹿の子にももの見る眼ふたつづつ |
44 | 雪形を八方にして山の家 |
45 | あるときは船より高き卯浪かな |
46 | ゆりの木の花ゆっくりと脚運ぶ |
47 | 舟一つたゆたふ湖や春がすみ |
48 | 春がすみ地球の軸が見つからず |
49 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
50 | 春暑し空席のない縄電車 |
2024年9月25日 07時22分更新(随時更新中)