現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 入れものが無い両手で受ける |
2 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
5 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
10 | たわたわと薄氷に乗る鴨の脚 |
11 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
12 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
13 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
14 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
19 | うつくしきあぎととあへり能登時雨 |
20 | 門川の爽にはやし村抗す |
21 | 菫程な小さき人に生れたし |
22 | 郭公や 私流の目玉焼 |
23 | きさらぎの雪の羽毛を被て妻よ |
24 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
25 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
26 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
27 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
28 | 人間の骨はもの言ふ霜柱 |
29 | 初東風や水平線を船が曳く |
30 | 性格が紺の浴衣に収まらぬ |
31 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
32 | 夜間飛行を眼にとめてうすくなる寝嵩 |
33 | 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す |
34 | 重ね着の中に女のはだかあり |
35 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
36 | 梅雨前線父は危な絵見ています |
37 | 落葉松林ひぐらしのまたはじめから |
38 | 五月雨や上野の山も見あきたり |
39 | さよならと梅雨の車窓に指で書く |
40 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
41 | 雑念を許さぬ木曽の茂りかな |
42 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
43 | 睡蓮の密談はじまる池の底 |
44 | 万緑に解き放たれし如くゐる |
45 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
46 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
47 | 梅を干す体育祭の坂の下 |
48 | 遅き日は菖蒲の束を屋根に上げ |
49 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
50 | 細螺にもある器量よし拾はれて |
2024年9月20日 12時54分更新(随時更新中)