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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2022年8月5日のデイリーキーワードランキング

1

八月や六日九日十五日
2

おそるべき君等の乳房夏来る
3

畦道に入れば畦草の匂い伸びてくる
4

おおかみに蛍が一つ付いていた
5

向日葵の空かがやけり波の群
6

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
7

わが足のああ堪えがたき美味われは蛸
8

みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな
9

畦青むア行はみんな優しい字
10

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ
11

黴の宿いくとせ恋の宿として
12

疲れ鵜に水面を均らす夜空かな
13

暗く暑く大群集と花火待つ
14

蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ
15

母の座に母の影在る春炬燵
16

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
17

るにんなる意識過剰の冬の月
18

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
19

曼珠沙華抱くほどとれど母恋し
20

中年や遠くみのれる夜の桃
21

己が影を慕うて這へる地虫かな
22

蟻よバラを登りつめても陽が遠い
23

母と寝る一夜豊かに虫の声
24

畦草の乾きし道や穴惑
25

草負うて男もどりぬ星祭
26

三日月やこの頃萩の咲きこぼれ
27

放屁虫俗論党を憎みけり
28

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
29

畦に立つ翁一人の夏夕べ
30

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
31

陽へ病む
32

今の間のおういぬふぐり聖人去り
33

畦を焼く不器用な父ほどの闇
34

帰郷して校歌の山に登りけり
35

遊船の月ふりかはるみよしかな
36

若水や人の声する垣の闇
37

青蝉の動かぬむくろいとおしむ
38

風立ちて星消え失せし枯木かな
39

少年の遠まなざしや日脚のぶ
40

あやまちはくりかへします秋の暮
41

山桜雪嶺天に声もなし
42

したたかに水をうちたる夕ざくら
43

遠き恋に思い走らす雛の夜
44

遠太鼓鳩尾で聞く秋祭
45

杳霧あり工場はみな立つてゐる
46

秋の暮大魚の骨を海が引く
47

大寺を包みてわめく木の芽かな
48

畦塗って夜はギヤマンをひとり占め
49

つぎつぎと鷗が来るよ秋つれて
50

鯛は美のおこぜは醜の寒さかな


2024年9月24日 20時31分更新(随時更新中)
 

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