現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年4月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
2 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
3 | リラ冷えや睡眠剤はまだ効きて |
4 | 西行のころもの白さ花の闇 |
5 | 咲きいづるや桜さくらと咲きつらなり |
6 | ランドセル肩で氷雨をとばし行く |
7 | 黒鞄下げて布教者花まつり |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 道のせて橋あたらしき初つばめ |
10 | 脊髄にしびれ伝わり若葉寒 |
11 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
12 | とろとろと日の沈みゆく春の海 |
13 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
14 | 青葉寒身に一対の乳房かな |
15 | 隣国へ街道いくつ鷹鳩に |
16 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
17 | あるときは船より高き卯浪かな |
18 | 考える人は考え昭和の日 |
19 | 花冷えや老いても着たき紺絣 |
20 | 空手の子初天神に拳解く |
21 | 時ものを解決するや春を待つ |
22 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
25 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
26 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
27 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
28 | 人妻に春の喇叭が遠く鳴る |
29 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
30 | 爆心地射干花をひらかざり |
31 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
32 | 矢印や残暑を迂回させており |
33 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
34 | 冬山中に天窓ありし甘美かな |
35 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
36 | 啓蟄へ駿馬の息とすれ違う |
37 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
38 | よく笑う妻いて楊貴妃桜咲く |
39 | 田にあればさくらの蕊がみな見ゆる |
40 | 雪散るや千曲の川音立ち来り |
41 | 凩や海に夕日を吹き落す |
42 | 吐息みな綿虫となる日暮どき |
43 | 老画家五人春風に坐し幾何模様 |
44 | この道しかない春の雪ふる |
45 | 気嫌よくすべる雨戸や初景色 |
46 | 謎解けるまでのめり込む雪柳 |
47 | 狐火の燃え尽きてより人恋し |
48 | 青い海へ散りし化身の桜貝 |
49 | 音楽を降らしめよ夥しき蝶に |
50 | 春の雨濡らしておりぬ絵馬の誤字 |
2025年8月29日 05時55分更新(随時更新中)