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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年9月25日のデイリーキーワードランキング

1

この道の富士になりゆく芒かな
2

芋の秋初孫ふぐり忘れずに
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

黒猫の子のぞろぞろと月夜かな
5

わがためにうまれしをんな蕗の薹
6

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
7

ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう
8

木枯の一番星は火の雫
9

去年今年貫く棒の如きもの
10

遺子尿りそこから濡れて葱の花
11

青天や白き五弁の梨の花
12

しんしんと肺碧きまで海の旅
13

初秋の蝗つかめば柔らかき
14

山河はや冬かがやきて位に即けり
15

教会の冷たき椅子を拭く仕事
16

あさあさと日の漣や蝌蚪の水
17

かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す
18

曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて
19

日輪をこぼるる蜂の芥子にあり
20

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
21

少年工学帽かむりクリスマス
22

秀野忌の秋冷触るる薔薇の白
23

さみだるる一燈長き坂を守り
24

歳時記と二十世紀を見渡しぬ
25

抽斗に媚薬と星を閉じこめる
26

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
27

秋空へ大きな硝子窓一つ
28

西日照りいのち無惨にありにけり
29

禽獣とゐて魂なごむ寒日和
30

無花果や神も仏も見たことなし
31

あかあかと屏風の裾の忘れもの
32

泣童この方灰に栗埋め
33

蝉丸忌半日鈍く京にをり
34

ねぶた絵の女がひとり雪下す
35

紅梅の紅の通へる幹ならん
36

猪おどしあつてあたりの風騒がし
37

現在も稚拙な愛なり氷菓を木の匙に
38

残月低く聴かずや李徴が風の如きを
39

子にみやげなき秋の夜の肩車
40

少年ありピカソの青のなかに病む
41

いちじくよ人間やめて何をする
42

風花のおしもどされて漂へり
43

冬の水一枝の影も欺かず
44

おんなじに秋のふらここさらさら砂
45

点々と無花果の芽よ兵肥えて
46

桃冷す水しろがねにうごきけり
47

死にし骨は海に捨つべし沢庵噛む
48

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
49

某は案山子にて候雀どの
50

逃散の夜のましろき曼珠沙華


2024年4月27日 06時14分更新(随時更新中)
 

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