現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
3 | 海に出て木枯帰るところなし |
4 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 妻抱いて躬の証したつ雁の夜 |
7 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | 耳の如くカンナの花は楽に向く |
11 | 問はるるやまあまあといふ十二月 |
12 | こだわりは一つでよろし木守柿 |
13 | 永遠の月氏を憶う野分前 |
14 | 初霜の音して喉の渇きたる |
15 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
18 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
19 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
20 | 牡丹百二百三百門一つ |
21 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
22 | 祈り知るもののしづけさ一冬木 |
23 | 見えさうな金木犀の香なりけり |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 波音の由比ケ浜より初電車 |
26 | 日の丸の裏も日の丸大旱 |
27 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
28 | 小鳥来る唐草模様の風呂敷に |
29 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
30 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
31 | するすると蜘蛛下り時間くだかるる |
32 | あるときは船より高き卯浪かな |
33 | 恋心なくはなしてふ芽吹き急 |
34 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
35 | 死ぬために穿く軍足に左右がない |
36 | 分け入つても分け入つても青い山 |
37 | 紫蘇濃ゆき一途に母を恋ふ日かな |
38 | 呟きをときにあなたへ芭蕉の忌 |
39 | この脚がむかし竹馬自在にす |
40 | 梵鐘のずしりと下がる春の昼 |
41 | かいつぶり余白の中へ消えてゆく |
42 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
43 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
44 | 椅子涼し衣通る月にみじろがず |
45 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
46 | 亡き妹の現れて羽子板市なるや |
47 | 泥の底繭のごとくに嬰と母 |
48 | 技芸天女はわが恋仏春の塵 |
49 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
50 | 浮寝鳥父とは未生の恐れかな |
2024年3月29日 06時04分更新(随時更新中)