現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 冬河に新聞全紙浸り浮く |
3 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
4 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
5 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
6 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
7 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
8 | 冬来れば母の手織の紺深し |
9 | 漱石が来て虚子が来て大三十日 |
10 | 白菜や大往生の日向婆 |
11 | 漱石忌猫に食はしてのち夕餉 |
12 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
13 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
14 | 水戀ふは母戀ひなりし冬霞 |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
17 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
18 | 麦秋の夜は黒焦げ黒焦げあるな |
19 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
20 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
21 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
22 | はじめての雪闇に降り闇にやむ |
23 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
24 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
25 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
26 | 峠見ゆ十一月のむなしさに |
27 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
28 | 月光に深雪の創のかくれなし |
29 | こんなよい月を一人で見て寝る |
30 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
31 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
32 | 冬の日の海に没る音をきかんとす |
33 | 冬の日や臥して見あぐる琴の丈 |
34 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
35 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
36 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
37 | 春や昔十五万石の城下哉 |
38 | 水枕ガバリと寒い海がある |
39 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
40 | りんご酒発酵 夜航機いく条かの闇に |
41 | 雷鳥や雪ややとけて五月晴 |
42 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
43 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
44 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
45 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
46 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
47 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
48 | いま生れし仔牛湯拭きも小春凪 |
49 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
50 | 熱燗や討入り下りた者同士 |
2024年9月21日 05時18分更新(随時更新中)