現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年10月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
3 | 衣をぬぎし闇のあなたにあやめ咲く |
4 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
5 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
8 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
9 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
10 | 確執の消し去りがたくすもも咲く |
11 | をみならも涼しきときは遠を見る |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | そもそものはじめは紺の絣かな |
14 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
15 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
16 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
17 | 牡丹百二百三百門一つ |
18 | 大いなる籠を探せり冬の鵙 |
19 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
20 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
21 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
22 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
23 | まぼろしの花湧く花のさかりかな |
24 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
25 | 鈴の音の聞こえてきたり秋ひと日 |
26 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
27 | 夕暮の莨はあましかけす鳴く |
28 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
29 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
30 | ここもまただれかの故郷氷水 |
31 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
32 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
33 | ゆるゆると水恋ふ色に藍の花 |
34 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
35 | 指をさす子は見ていない蛇の貎 |
36 | 鈴ひとつ水に棲みつく春の昏れ |
37 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
38 | おそるべき君等の乳房夏来る |
39 | 穴まどひするりと人の過去かくす |
40 | 穴まどい今日が明日でもよい立場 |
41 | 初暦知らぬ月日は美しく |
42 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
43 | 穴惑三面鏡が開いてをり |
44 | あるときは船より高き卯浪かな |
45 | すかんぽの眞闇を噛んで捨てにけり |
46 | 君もまた長子の愁ひ蚯蚓鳴く |
47 | 逢うまでの刻ゆるやかに青蜥蜴 |
48 | 空に咲く白のはじめの花辛夷 |
49 | 母のこゑして菊を焚くうすけむり |
50 | 秋の夜の憤ろしき何々ぞ |
2024年9月24日 23時55分更新(随時更新中)