現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月19日のデイリーキーワードランキング
1 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
2 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
3 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
4 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
5 | 産むというおそろしきこと青山河 |
6 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
7 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
8 | 一日もの云はず蝶の影さす |
9 | 海に出て木枯帰るところなし |
10 | ちるさくら海あをければ海へちる |
11 | 新緑の闇よりヨーヨー引き戻す |
12 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
13 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
14 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
15 | 薔薇の香の紛々として眠られず |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | 愛なんかいらない青が似合うから |
18 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
19 | 提灯を螢が襲ふ谷を来り |
20 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
21 | はじめなかをはりいっさい大文字 |
22 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
23 | 老人に聞こえるらしき蝌蚪のこゑ |
24 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
25 | 夕薄暑これから壺がやさしくなる |
26 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
27 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
28 | 災害報 顔へやたらと蜘蛛の糸 |
29 | 夜店はや露の西国立志編 |
30 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
31 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
32 | 林檎くふて牡丹の前に死なん哉 |
33 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
34 | いづれのおほんときにや日永かな |
35 | 星空へ店より林檎あふれをり |
36 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
37 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
38 | われの星燃えてをるなり星月夜 |
39 | 手を添へて団扇平らに遣ひをり |
40 | この道しかない春の雪ふる |
41 | 牡丹百二百三百門一つ |
42 | ものの種にぎればいのちひしめける |
43 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
44 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
45 | 大花火蘇りては果てにけり |
46 | 蜩や硯の奧の青山河 |
47 | 馬肥ゆるあれもこれもが全自動 |
48 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
49 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
50 | 若葉萌ゆ色に百歳樹の強さ |
2024年4月27日 04時48分更新(随時更新中)