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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2019年2月3日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

立冬のことに草木のかがやける
3

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
4

万緑の中や吾子の歯生え初むる
5

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
6

子燕のこぼれむばかりこぼれざる
7

会津はや腹召すやうに蝶生まる
8

降る雪や明治は遠くなりにけり
9

藍甕の藍はしづもり梅雨の底
10

叱られて目をつぶる猫春隣
11

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
12

どの子にも涼しく風の吹く日かな
13

海に出て木枯帰るところなし
14

愛するは櫻紅葉のベンチかな
15

埃から埠頭吸い馬の眼馬の眼を怒る
16

いくたびも雪の深さを尋ねけり
17

夕暮は人よりも木の雪後にて
18

大空に羽子の白妙とどまれり
19

嗚呼神様オリンピックの冬の陣
20

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
21

ポケットに春を匿っている筈だ
22

ああみんなわかものなのだ天の川
23

愛蔵の碗の手入れも年用意
24

振り返るオルフェのやうな晩夏光
25

鶏頭の十四五本もありぬべし
26

白鳥の来る日鏡の濡れてをり
27

愛してと言はんがばかりしやぼん玉
28

藍ゆかた一本独鈷の博多帶
29

梅二月ひかりは風とともにあり
30

愛すべし椋鳥は鈴生り君は弓なり
31

藍染めの浴衣短し南北線
32

アイスクリームおいしくポプラうつくしく
33

春雪三日祭りの如く過ぎにけり
34

藍植うや孀ながらも一長者
35

愛人の麦のひがしを刈りのこす
36

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
37

年詰る鬼のことばの聴けるほど
38

絶えず人いこふ夏野の石一つ
39

合鴨の百態植田揺すりをり
40

春めきてものの果てなる空の色
41

愛藏す東籬の詩あり菊枕
42

アイスコーヒー来てミーティング中断す
43

マネキンの片腕外す余寒かな
44

落椿音なき雨に濡れてをり
45

秋の航一大紺円盤の中
46

彼一語我一語秋深みかも
47

嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る
48

ああといひて吾を生みしか大寒に
49

藍いろの火がきつとある桜の夜
50

愛猫の入院の夜冴返る


2024年9月25日 14時36分更新(随時更新中)
 

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