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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年3月7日のデイリーキーワードランキング

1

夏嵐机上の白紙飛び尽す
2

鶴舞ふや日は金色の雲を得て
3

虹二重神も恋愛したまへり
4

せきをしてもひとり
5

赤い椿白い椿と落ちにけり
6

六月の女すわれる荒筵
7

籐椅子や家に孤島のあるごとし
8

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
9

どうしようもないわたしが歩いてゐる
10

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
11

春北斗光る天使の分け前か
12

しんしんと肺碧きまで海の旅
13

常夏の碧き潮あびわが育つ
14

佐保姫のハミングをするときは風
15

船笛やすずなすずしろ朝の家
16

春の星こんなに人が死んだのか
17

青蛙おのれもペンキぬりたてか
18

凩や海に夕日を吹き落す
19

毎年よ彼岸の入りに寒いのは
20

咳込んで唯ふれてみる黄水仙
21

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
22

桜散るあなたも河馬になりなさい
23

方丈の大庇より春の蝶
24

ところてん煙のごとく沈みをり
25

越の香を抱き白鳥の北帰行
26

歩を返す春愁の象同じ地に
27

焼き立ての佛闌西麺麭や涅槃西風
28

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
29

酔芙蓉女形の蛇の通りけり
30

外にも出よ触るるばかりに春の月
31

颱風や大八車野砲めく
32

朴散華即ちしれぬ行方かな
33

桃源郷人はどこにいるのだろう
34

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
35

蝉時雨子は担送車に追ひつけず
36

林中に日向あるなり花きぶし
37

青空のために咲きいる冬桜
38

春蘭の花芽をかぞえ癒えており
39

木の根明く胎児はなにを見てをるや
40

父ら暑いとこんじきにならぬかや
41

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
42

ふぐ刺身絵皿となりて白光す
43

花盗人ちりくる花を仰ぎけり
44

ときどきは鱗を見せて虎が雨
45

還暦をすぎ春風のよく見える
46

文筆の徒にもありけり年用意
47

簡略に飾りし雛の雪洞消す
48

朝寝せり孟浩然を始祖として
49

滝落ちて群青世界とどろけり
50

剪定の枝のとび散る通学路


2024年9月19日 04時30分更新(随時更新中)
 

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