現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年10月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | ここまでと踵返せり大花野 |
3 | ねんねこの子に吊革のよく揺れる |
4 | 枕三つ叩いて寝れば宝船 |
5 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 頬杖の熟睡に落ちる秋日和 |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | ねんねこから片手でてゐる冬霞 |
11 | そら豆むくあきれる程の莢の嵩 |
12 | 秋雨や餺飩はひとのぬくもり |
13 | せきをしてもひとり |
14 | おのずから岐れ道あり大花野 |
15 | 糸杉の実や強かりし男たち |
16 | 友情が心の支え冬ぬくし |
17 | 水枕ガバリと寒い海がある |
18 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
19 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
20 | 木枯に吹きこぼれたる月の影 |
21 | 草紅葉詩のゆく果てをわれ知らぬ |
22 | 時間切れです声を殺してとりかぶと |
23 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
24 | ふるさとの山ふところや灯取虫 |
25 | あおあおと洗う荒肝犬ふぐり |
26 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | 行く秋の錆色沈め五重塔 |
29 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
30 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
31 | わが祖国愚直に桜散りゆくよ |
32 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
33 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
34 | まなざしの雑木紅葉に入りびたる |
35 | この道しかない春の雪ふる |
36 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
37 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
38 | 唇割って石榴真っ赤な*嘘をつく |
39 | 日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ |
40 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
41 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
42 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
43 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
44 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
45 | あやとりの橋をちぢめし母子かな |
46 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
47 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
48 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
49 | 幾秋を後込む父よ火縄銃 |
50 | さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 |
2024年9月20日 14時08分更新(随時更新中)