現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
5 | 裸子がわれの裸をよろこべり |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
9 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 戦争と畳の上の団扇かな |
12 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
15 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
16 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
19 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
20 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
21 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | 子燕のこぼれむばかりこばれざる |
26 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
27 | 凩の果はありけり海の音 |
28 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
29 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
30 | 水枕ガバリと寒い海がある |
31 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
32 | 小鳥来て午後の紅茶のほしきころ |
33 | 戦争や宇宙ダストも秋湿り |
34 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
35 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
36 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
37 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
38 | 牡丹百二百三百門一つ |
39 | 虹に謝す妻よりほかに女知らず |
40 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
41 | 月光のおもたからずや長き髪 |
42 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
43 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
44 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
45 | 日曜の晴れ着の匂い合歓の花 |
46 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
47 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
48 | この夜道誰かに逢はば雪女郎 |
49 | 方丈の大庇より春の蝶 |
50 | 早蕨や若狭を出でぬ仏たち |
2024年9月26日 08時50分更新(随時更新中)