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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年10月15日のデイリーキーワードランキング

1

天高く妻にゆまりのところなし
2

をりとりてはらりとおもきすすきかな
3

捨てた夢に出くわすきさらぎの駅
4

重ね着の中に女のはだかあり
5

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
6

降る雪や明治は遠くなりにけり
7

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
8

ちなみぬふ陶淵明の菊枕
9

枯野ゆく棺のわれふと目覚めずや
10

富士山に夕日てかてか秋汀
11

わが山河いまひたすらに枯れゆくか
12

十あまりや別に置かれし日焼茄子
13

麦踏みのまたはるかなるものめざす
14

かなはざる大志を縷々と青蛙
15

ポテトサラダに裏ごし卵 花ミモザ
16

山の湖満月箔を伸ばしけり
17

春満月水子も夢を見る頃ぞ
18

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
19

秋耕の頬の羽虫を払ひつつ
20

とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな
21

一枚の餅のごとくに雪残る
22

のうぜん花一際高き長屋門
23

元日や日のあたりをる浅間山
24

しぐるるや駅に西口東口
25

引いてやる子の手のぬくき朧かな
26

旅の空二重にかかり秋の虹
27

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
28

芋の露連山影を正しうす
29

とろろ汁家一軒の眠りかな
30

ゆびさして寒星一つづつ生かす
31

分け入つても分け入つても青い山
32

なつかしや苗代水に畦とぎれ
33

栴檀の花散る那覇に入学す
34

ほうと息ベランダに立ち四温の日
35

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
36

寂しくて道のつながる年のくれ
37

合歓の花もとより大慈大悲たり
38

妻がゐて子がゐて孤独いわし雲
39

朝顔に水遣りたくて早起きす
40

一本の道を微笑の金魚売り
41

朝霧の離れし十字墓石かな
42

短夜の浮藻うごかす小蝦かな
43

とどまれば熱き躰や芋嵐
44

杜鵑草壺中にくらき水湛う
45

枯野行刻々沈む日が標
46

昨日とおなじところに居れば初日さす
47

海光を窪ませてから蜃気楼
48

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
49

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
50

冬塵の微塵となりて去らんとす


2024年9月20日 14時18分更新(随時更新中)
 

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