現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年9月6日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
5 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
8 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
9 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
10 | 方丈の大庇より春の蝶 |
11 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
12 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
13 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
14 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
15 | あさまらのめでたき春となりにけり |
16 | 入れものが無い両手で受ける |
17 | 鬼ごっこさわらないでと鰆かな |
18 | 朧よりうまるる白き波おぼろ |
19 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
22 | 千の手の一つを真似る月明かり |
23 | 書簡集の一隅湧水のごとく |
24 | かりそめの世とは思はじ古稀の春 |
25 | 梨狩りや遠くに坐りゐるが母 |
26 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
27 | 素うどんにかつぶし踊る春の雪 |
28 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
29 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
30 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
31 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
32 | ほうと息ベランダに立ち四温の日 |
33 | 鳥も稀の冬の泉の青水輪 |
34 | 新涼やするりと抜ける躾糸 |
35 | 花合歓を天蓋として農夫婦 |
36 | 春隣何処まで来たか風見鶏 |
37 | まづ背筋正して座る夏稽古 |
38 | 新樹光恋を捜してみたくなる |
39 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
40 | 桃の木や童子童女が鈴鳴りに |
41 | 兜虫漆黒の夜を率てきたる |
42 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
43 | 星空へ店より林檎あふれをり |
44 | 濃竜胆浅間山の力裾までも |
45 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
46 | 薄氷を壊して今日の来たりけり |
47 | 肉がやせて来る太い骨である |
48 | 大南瓜布告の如く置かれをり |
49 | 鳥に空大きくあけし刈田かな |
50 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
2024年4月26日 21時43分更新(随時更新中)