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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年5月27日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

薄氷の吹かれて端の重なれる
4

水の地球すこしはなれて春の月
5

戦争が廊下の奥に立つてゐた
6

いなびかり北よりすれば北を見る
7

金剛の露ひとつぶや石の上
8

滝落ちて群青世界とどろけり
9

ふるさとの坂八方に春の嶺
10

古希過ぎて一誌を興す雲の峰
11

青蛙おのれもペンキぬりたてか
12

そよぎだす早苗田の青昼鏡
13

暗黒や 関東平野に 火事一つ
14

どくだみや真昼の闇に白十字
15

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
16

算術の少年しのび泣けり夏
17

桐一葉日当りながら落ちにけり
18

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
19

しんしんと肺碧きまで海の旅
20

淡墨桜風たてば白湧きいづる
21

春風や闘志いだきて丘に立つ
22

どの子にも涼しく風の吹く日かな
23

遠山に日の当りたる枯野かな
24

ひぐらしや熊野へしづむ山幾重
25

体育祭雲押し上げる熱気あり
26

日と月のごとく二輪の寒椿
27

自画像をふせたるままに新樹光
28

万障が鉢合わせして濃紫陽花
29

分け入つても分け入つても青い山
30

欠伸して水蜜桃が欲しくなりぬ
31

早苗田に男の歩幅残りおり
32

白富士につつまれてゆく竹の声
33

蒲鉾の並ぶ老舗の梅早し
34

幼な等の集えば走り薄暑光
35

百色を使い果せり濃紫陽花
36

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
37

目の前の些事こそ大事日照草
38

うまそうなあさのおひさまいねのはな
39

筍や雨粒ひとつふたつ百
40

秋風やひびの入りたる胃の袋
41

空谷を昇る一片風花す
42

行進が昭和のふりする体育祭
43

白牡丹といふといへども紅ほのか
44

犇めくは悲しみであり花樗
45

谺して山ほととぎすほしいまゝ
46

新緑と深緑の間のラブレター
47

雷鳥の遊ぶ岩根の捨扇
48

夏星や軍隊手帳のみ遺る
49

艶聞に片耳ふさぐアマリリス
50

町騒に遠き寺苑の仏桑花


2024年9月26日 06時51分更新(随時更新中)
 

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