現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月6日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
15 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
16 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
20 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
21 | 白桃に入れし刃先の種を割る |
22 | 半夏生ゴッホ展出てよりの難聴 |
23 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
24 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
25 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
26 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
27 | 凍蝶となるまで生きることの意味 |
28 | 夕立や殺生石のあたりより |
29 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
30 | 戦死せり三十二枚の歯をそろへ |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | 夏休み親戚の子と遊びけり |
33 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
34 | こんなよい月を一人で見て寝る |
35 | かまつかのゆるみそめたる紅の張り |
36 | 芋の露連山影を正しうす |
37 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
38 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
39 | 未来より滝を吹き割る風来る |
40 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
41 | コソボ停戦その朝刊の梅雨湿り |
42 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
43 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
44 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
45 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
46 | 春や昔十五万石の城下哉 |
47 | 蝌蚪つまむ指頭の力愛に似て |
48 | 麦踏みのまたはるかなるものめざす |
49 | 茶碗箸数えて並ぶ雪国や |
50 | 吾が影を動かしており盆提灯 |
2024年9月24日 09時06分更新(随時更新中)