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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2023年6月5日のデイリーキーワードランキング

1

秋つばめ包のひとつに赤ん坊
2

七十路や新しき事弥生道
3

入れものが無い両手で受ける
4

囀をこぼさじと抱く大樹かな
5

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
6

春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる
7

水中の桃ひかりをり楸邨忌
8

星空へ店より林檎あふれをり
9

菜の花がしあはせさうに黄色して
10

春更けて諸鳥啼くや雲の上
11

こときれてなほ邯鄲のうすみどり
12

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
13

どこからが人の領分遠郭公
14

十三夜乳首を紅く塗る狸
15

万緑の中や吾子の歯生え初むる
16

何もかも知つてをるなり竈猫
17

木がらしや東京の日のありどころ
18

紫は水に映らず花菖蒲
19

二日月死者の足裏は見えざりき
20

合格子ひとりになれば大股に
21

銀髪に風の存問 みなとの秋
22

どの子にも涼しく風の吹く日かな
23

門とぢて良夜の石と我は居り
24

炎天の空美しや高野山
25

木喰の夢をまづ見る白木槿
26

馬の瞳も零下に碧む峠口
27

冷房車ハードロックが耳の中
28

荒梅雨や追悼句座へ山越えす
29

汝我志磨は志功の母校秋うらら
30

桜散るあなたも河馬になりなさい
31

麗しき春の七曜またはじまる
32

この道しかない春の雪ふる
33

夜蛙やくすり買ふ金敷寢して
34

願ひ事なくて手古奈の秋淋し
35

矢を放つ残身凜と夏来る
36

そもそものはじめは紺の絣かな
37

ふるひ寄せて白魚崩れんばかりなり
38

芋の露連山影を正しうす
39

零戦のうしろを過ぎる蛍かな
40

秋風の山を越えゆく蝶一つ
41

ていねいにからだを拭いて黒鯛くふ
42

我が声の吹き戻さるる野分かな
43

螇蚚のかがやきとべる街の中
44

なほ北へ行けとのしるべ枯野駅
45

海に出て木枯帰るところなし
46

地獄図を見て来て梅の白きかな
47

冷奴柱時計の音ばかり
48

透きとほる一番星や夏立ちぬ
49

鶏頭に鶏頭ごつと触れゐたる
50

月光ほろほろ風鈴に戯れ


2024年9月27日 03時10分更新(随時更新中)
 

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