現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年8月12日のデイリーキーワードランキング
1 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
2 | 八月や六日九日十五日 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
7 | 余生とはこんな日々かも種を採る |
8 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
9 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
10 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
11 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
12 | 秋の水水琴窟の音となり |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 有明の海が見え居るつつじかな |
15 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
16 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
17 | 吉永小百合汗と涙や原爆詩 |
18 | 青真珠 白真珠経て 沙羅日和 |
19 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
20 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
21 | 若鮎の二手になりて上りけり |
22 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
23 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
24 | いなびかり北よりすれば北を見る |
25 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
26 | ものの種にぎればいのちひしめける |
27 | 夏山や又大川にめぐりあふ |
28 | 蛍火や山のやうなる百姓家 |
29 | 夏来たりをんなやさしき色嫌ふ |
30 | 地に触るるまでの思いや糸ざくら |
31 | 青田風拾ひしものは横抱きに |
32 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
33 | ひとまずは菜の花に置く旅鞄 |
34 | すぐ曇る姿見磨く敗戰日 |
35 | 石投げて鼬のように帰郷する |
36 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
37 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
38 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
39 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
40 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
41 | 魂抜けて人恋う眼差し捨て案山子 |
42 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
43 | 火の山に降りてしまいし小白鳥 |
44 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
45 | 海に出て木枯帰るところなし |
46 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
47 | 母の樹の根に吹き溜まる*蝉の骸 |
48 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
2025年8月28日 18時00分更新(随時更新中)