現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 凩や海に夕日を吹き落す |
2 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
3 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
4 | 去年今年貫く棒の如きもの |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
13 | 水枕ガバリと寒い海がある |
14 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
15 | 未来図は直線多し早稲の花 |
16 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
17 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
18 | オリオンの盾新しき年に入る |
19 | あるときは船より高き卯浪かな |
20 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
21 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
22 | モジリアニから鼻風邪をうつされる |
23 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
24 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
25 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
26 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
27 | 蜜柑に種小さき妬心の如きかな |
28 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
31 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
32 | もみづるや日暮の昏さとも違ふ |
33 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
34 | 考への先へ先へと泉涌く |
35 | 天の川ねむりの四肢の獅子となり |
36 | この庭の遅日の石のいつまでも |
37 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
38 | 遠き日の薊の刺や秘めし恋 |
39 | 古暦水はくらきを流れけり |
40 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
41 | 冬茜送るにみんな立ちあがる |
42 | 白梅や風は何色絵筆塚 |
43 | 年越蕎麦待てばしきりに救急車 |
44 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
45 | 吹きたまる落葉の先にある扉 |
46 | 歳の市茶髪の売り子まめまめし |
47 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
48 | 鶯にだまされてゆく浄土かな |
49 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
50 | 冬苺小鳥啄みわれは摘む |
2024年4月25日 00時36分更新(随時更新中)