現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年3月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 玉音を理解せし者前に出よ |
2 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
3 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
4 | 乳吐いてたんぽぽの茎折れにけり |
5 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
6 | 秋の水水琴窟の音となり |
7 | 星月夜われらは富士の蚤しらみ |
8 | 辻褄は合はせるものよ衣被 |
9 | 天離る立山夏も雪が降る |
10 | うぐいすの匂うがごときのどぼとけ |
11 | 大梅雨の茫茫と沼らしきもの |
12 | 徐々に徐々に月下の俘虜として進む |
13 | 『兜太が、』と折々語らるる菫かな |
14 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
15 | 古手紙そつと投げ込むどんと祭 |
16 | 早苗饗の集落センター賑はへり |
17 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
18 | *蝋涙の手触りに父桐の花 |
19 | 霧月夜美して一夜ぎり |
20 | ろりろりと印度の少女雲を嚙む |
21 | 春の風ルンルンけんけんあんぽんたん |
22 | つややかな管つけ父は朧なり |
23 | 遠太鼓鳩尾で聞く秋祭 |
24 | 父母未生以前青葱の夢のいろ |
25 | 寒波急日本は細くなりしまま |
26 | 七生七たび君を娶らん 吹雪くとも |
27 | 早春の飛鳥陽石蒼古たり |
28 | 棟上げの音秋天を拡げゆく |
29 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
30 | 鴨寄れる夕日伸べたる水面かな |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | 竹になる竹のしたたり母が来る |
33 | はろかなるものに昨日と桐の花 |
34 | おおかみに螢が一つ付いていた |
35 | かたまつて薄き光の菫かな |
36 | 黄昏の冬瓜おいと呼びたくて |
37 | 麗しき春の七曜またはじまる |
38 | 寒落暉その淋しさを食い繋ぐ |
39 | 空の空冬晴れへ行きし友 |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | 金魚死す全身打撲らしい |
42 | 合歓ごしに鳥海うかぶいつかゆく |
43 | 健やかと言ふは宝やごまめ噛む |
44 | みんみんへまだ脈拍の整わず |
45 | 風知草遠くのテロを遠くみる |
46 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
47 | 鳴き龍に音の冷たきたなごころ |
48 | 野分なら悲しみすこし放ちけり |
49 | 筒鳥や近くに湖のあるらしく |
50 | 船室の鏡冬潮時々耀る |
2024年9月22日 11時05分更新(随時更新中)