現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
5 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
6 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | こんなよい月を一人で見て寝る |
9 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
12 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
13 | 放蕩の尾は遥かなり籠枕 |
14 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
15 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
16 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
17 | 親捨てて子に捨てらるる春火鉢 |
18 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 咳をしても一人 |
23 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
24 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
25 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
26 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
27 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
28 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
29 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
30 | 紺絣春月重く出でしかな |
31 | 夏未明音のそくばく遠からぬ |
32 | 靴下も取る体重計山笑う |
33 | 祭あはれ奇術をとめに恋ひ焦れ |
34 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
35 | 風上に白鳥あそび年立てり |
36 | 他人めく夜はひらひらと熱帯魚 |
37 | 百千鳥もつとも烏の声甘ゆ |
38 | 米軍優位の地位協定や沖縄忌 |
39 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
40 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
41 | 羅をゆるやかに著て崩れざる |
42 | 水鏡してあぢさゐのけふの色 |
43 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
44 | 糠床に捜しあぐねる茄子かな |
45 | 黄泉の門閂はずせば大枯野 |
46 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
47 | 合歓の花もとより大慈大悲たり |
48 | かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す |
49 | 絵手紙のモデルとなりしヘボ胡瓜 |
50 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
2024年9月23日 22時48分更新(随時更新中)