現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
2 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
3 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
4 | ひるがへる葉に沈みたる牡丹かな |
5 | 原爆忌二つ過ぎたる川の照り |
6 | 海に出て木枯帰るところなし |
7 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
8 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
9 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
10 | 偽善者と呼ばれ線香花火点け |
11 | 産み終えて海鳴り残る冬至の湯 |
12 | 提げ来るは柿にはあらず烏瓜 |
13 | 柿ばかり灯れる村となりにけり |
14 | 帰り花人も上着を腕にかけ |
15 | 猿山の嗤ふが如く落葉降る |
16 | 帰る雁 潮見せ申せ生国ぞ |
17 | 青春の過ぎにしこゝろ苺喰ふ |
18 | 胸襟を開いて興ずさくら花 |
19 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
20 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
21 | 傘いらぬほどに雨降りにゅうの花 |
22 | 冬日宙少女鼓隊に母となる日 |
23 | 雪散るや千曲の川音立ち来り |
24 | 秋蝶の驚きやすきつばさかな |
25 | 光る枯草原 きり はたり こう |
26 | けふの月馬も夜道を好みけり |
27 | 帰る旅帰らぬ旅や天の川 |
28 | 初山河あふれくるもの掌に |
29 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
30 | 雪晴や猫舌にして大男 |
31 | 炎天に焔となりて燃え去りし |
32 | 人語行き虎老いて虎の斑もなし |
33 | 流れ星見てより急ぎ足となる |
34 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
35 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
36 | 万蕾の梅や鎌倉波の音 |
37 | 柏餅姉の背中はぬくかった |
38 | 母捨てるならば鬼灯市ぞよき |
39 | 小人でも飛び出すやうな妻の咳 |
40 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
41 | 寒紅梅ひたすら女でいたい指 |
42 | おほぜいのそれぞれひとり法師蟬 |
43 | 日を追わぬ大向日葵となりにけり |
44 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
45 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
46 | 小諸なる古城に摘みて濃き菫 |
47 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
48 | 八月や六日九日十五日 |
49 | 産みたれば山から提灯降りて来る |
50 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
2024年9月21日 11時47分更新(随時更新中)