現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
2 | 右の眼に大河左の眼に騎兵 |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
7 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
8 | ものの種にぎればいのちひしめける |
9 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
10 | 螢獲て少年の指みどりなり |
11 | 星空へ店より林檎あふれをり |
12 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | この道しかない春の雪ふる |
15 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
16 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
17 | 牡丹百二百三百門一つ |
18 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
19 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
20 | 故郷の電車今も西日に頭振る |
21 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
22 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 深雪晴非想非非想天までも |
25 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
26 | 就職組中学を出てしまひけり |
27 | 入れものが無い両手で受ける |
28 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
29 | 摩周湖のこよなくあをし霧の花 |
30 | 紅葉燃ゆ記憶のおくの血の匂ひ |
31 | 人柄が名所なりけりけふの月 |
32 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
33 | 噴井愛しぬ噴井に眼鏡落すまで |
34 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
35 | 夜書いた手紙は泰山木の花 |
36 | 月光に深雪の創のかくれなし |
37 | 少年や六十年後の春の如し |
38 | 鶯の鳴くをまねれば猫も鳴く |
39 | 雪・躰・雪・躰・雪 跪く |
40 | 繃帯を巻かれ巨大な兵となる |
41 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
42 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
43 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
44 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
45 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
46 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
47 | きさらぎの色を濃くして雪くずる |
48 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
49 | 梅漬かり重石不用になり重し |
50 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
2025年8月28日 19時13分更新(随時更新中)