現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年10月27日のデイリーキーワードランキング
1 | ものの種にぎればいのちひしめける |
2 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
3 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
4 | をばさんがおめかしでゆく海臝うつ中 |
5 | 優曇華や砂となる村摩尼車 |
6 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
11 | 花茣蓙ひろげておるすばんかな |
12 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
13 | 元日の雨や静かに午後は止む |
14 | 母と来て何もうつさぬ潦 |
15 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
16 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
17 | 水枕ガバリと寒い海がある |
18 | 大年の汐騒松に韻きけり |
19 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
20 | 跼り聞く初音やそこに推古陵 |
21 | おとといのああしたことも鶴渡る |
22 | 山河けふはればれとある氷かな |
23 | なにほどの快楽か大樹揺れやまず |
24 | 歩を返す春愁の象同じ地に |
25 | 胸中の凩咳となりにけり |
26 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 柚子灯る丹の土屑の母老いし |
29 | 貌が棲む芒の中の捨て鏡 |
30 | まなざしの雑木紅葉に入りびたる |
31 | 寂れたる駅前広場胡麻を干す |
32 | 流されるあめんぼうらの鬨の声 |
33 | 大寒の街に無数の拳ゆく |
34 | せきをしてもひとり |
35 | 新米をこぼしうつむく風の昼 |
36 | イトウ魚の学名ペリー夏の雲 |
37 | もういちどいそぎんちゃくとねてみたい |
38 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
39 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
40 | どこまでも水田日本は水の国 |
41 | 秋風や書かねば言葉消えやすし |
42 | 元日やふどしたたんで枕上ミ |
43 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
44 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
45 | おそるべき君等の乳房夏来る |
46 | 満月や大人になってもついてくる |
47 | 雪催い音声菩薩に口紅を |
48 | スマトラに住んで良夜の虎といる |
49 | 石棺の夜へたたみこむ傘の骨 |
50 | あかく銹びた歯車まわるしずかな未来 |
2024年9月20日 23時14分更新(随時更新中)