現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年10月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
2 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
3 | むさしのの空真青なる落葉かな |
4 | 手をおけば胸あたたかし露微塵 |
5 | 五月来る裔まで高所恐怖症 |
6 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
7 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
8 | 稲妻や夜も語りゐる葦と沼 |
9 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
10 | 有明の月の淡さを目で量り |
11 | 三鬼忌のつひにしづかに吹くあらし |
12 | 五月雨や上野の山も見あきたり |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 鰯雲個々一切地上にあり |
15 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
16 | 健脚を撫でなで想う冬の山 |
17 | 楽茶碗影の重さに時雨かな |
18 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
19 | 歩み来し人麦踏をはじめけり |
20 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
21 | 秋寒し大正末子すぐ弱音 |
22 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
23 | 鰯雲この一族の大移動 |
24 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
25 | 朝はじまる海へ突込む鷗の死 |
26 | 春風や許して高所恐怖症 |
27 | 門前に名水ありぬ新豆腐 |
28 | 生と死のはざまか春が先きに逝く |
29 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
30 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
31 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
32 | ナイターのここが勝負や蚊喰鳥 |
33 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
34 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
35 | 一対か一対一か枯野人 |
36 | 秋風を聞けり古曲に似たりけり |
37 | 立話に一人増えたり小春の日 |
38 | 雌鳥の声のくぐもる目借時 |
39 | 君送るとき風船の赤空に |
40 | 夏痩の骨にとどまる命かな |
41 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
42 | 流すべき流灯われの胸照らす |
43 | 月夜の葦が折れとる |
44 | 月かげのまんなかをもどる |
45 | 原爆図中口あくわれも口あく寒 |
46 | 抱けば熟れいて夭夭の桃肩に昴 |
47 | 夏の山国母いてわれを与太と言う |
48 | 丁寧に生きて老人暮易し |
49 | 己が羽の抜けしを啣へ羽抜鶏 |
50 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
2024年9月26日 15時15分更新(随時更新中)