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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年7月5日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

バスを待ち大路の春をうたがはず
3

万緑の中や吾子の歯生え初むる
4

せきをしてもひとり
5

金剛の露ひとつぶや石の上
6

春風や闘志いだきて丘に立つ
7

桜散るあなたも河馬になりなさい
8

どの子にも涼しく風の吹く日かな
9

日と月のごとく二輪の寒椿
10

青蛙おのれもペンキぬりたてか
11

遠泳や高波越ゆる一の列
12

赤い椿白い椿と落ちにけり
13

八月や六日九日十五日
14

分け入つても分け入つても青い山
15

滝落ちて群青世界とどろけり
16

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
17

しぐるるや死なないでゐる
18

星空へ店より林檎あふれをり
19

忘年や身ほとりのものすべて塵
20

子の髪の風に流るる五月来ぬ
21

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
22

大雷雨鬱王と合ふあさの夢
23

おそるべき君等の乳房夏来る
24

老鴬や珠のごとくに一湖あり
25

水枕ガバリと寒い海がある
26

萩の風何か急かるる何ならむ
27

算術の少年しのび泣けり夏
28

この沢やいま大瑠璃鳥のこゑひとつ
29

蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな
30

ところてん煙のごとく沈みをり
31

秋晴の運動会をしてゐるよ
32

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
33

あをあをとこの世の雨のははきぐさ
34

一月の川一月の谷の中
35

いなびかり北よりすれば北を見る
36

夏嵐机上の白紙飛び尽す
37

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
38

夏草に這上がりたる捨蚕かな
39

複眼の殺気放てり鬼やんま
40

鍵束に覚えなき鍵星迎え
41

雲の峰いくつ崩れて月の山
42

稲雀波うつ山にむかひ飛ぶ
43

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
44

羽蟻あまた葛西善蔵措きてつぶす
45

暮れ慧き枯野に弾む何かある
46

暖かや飴の中から桃太郎
47

追い風にならぬ静けさ鬼やんま
48

母昇天 掌ざわりが まさぐる 雲一ひら
49

六月を奇麗な風の吹くことよ
50

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺


2024年9月25日 00時33分更新(随時更新中)
 

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