現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
3 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
4 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 海明けの雀あやふさありあまる |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 月明にあそび寒林の細りゆく |
10 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
11 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
12 | 牡丹百二百三百門一つ |
13 | 耕して天と連なる千枚田 |
14 | 悲しさの極みに誰か枯木折る |
15 | せきをしてもひとり |
16 | 人間になりすまします花の闇 |
17 | 霜降や小木なりに岩根抱く |
18 | けふの日の終る影曳き糸すすき |
19 | 切干しをもどす匂いの日暮かな |
20 | 同窓会へ行き度いつもり春帽子 |
21 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
22 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
23 | 氷河期の記憶へ垂らす蝶の髪 |
24 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
25 | 水枕ガバリと寒い海がある |
26 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
27 | 卵割るように銀河を渡りけり |
28 | 最上川秋風簗に吹きつどふ |
29 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
30 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
31 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
32 | 春や昔十五万石の城下哉 |
33 | てるてる坊主くるくる廻り梅雨の明け |
34 | いつのまに涙のまなこ昼螢 |
35 | 竹生島へ妻子を送り秋昼寝 |
36 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
37 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
38 | 今生は病む生なりき烏頭 |
39 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
40 | 日本がここに集る初詣 |
41 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
42 | 大根焚き憂き世の未練食にあり |
43 | 高層ビル裸木の枝の曲線 |
44 | 一月の川一月の谷の中 |
45 | 夕陽よび銀の風吹く芒原 |
46 | 秋時雨あなたの腕は港です |
47 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
48 | 夜濯ぎの父にふたつの天の川 |
49 | 傘差さず横浜の雨粒林火の忌 |
50 | 火祭りの火よりも闇を畏れけり |
2024年9月23日 03時30分更新(随時更新中)