現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月18日のデイリーキーワードランキング
1 | こんなよい月を一人で見て寝る |
2 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
3 | 八月や六日九日十五日 |
4 | 霧月夜美して一夜ぎり |
5 | ふらふらと死にゐし風が起き上る |
6 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
7 | 光る時光は波に花芒 |
8 | 秋蝉のこゑ澄み透り幾山河 |
9 | 人体冷えて東北白い花盛り |
10 | さるすべり美しかりき与謝郡 |
11 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
12 | 海の音にひまはり黒き瞳をひらく |
13 | 我庭の良夜の薄湧く如し |
14 | どちらかと言へば麦茶の有難く |
15 | 乱暴しないで 別の乱暴をして |
16 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
17 | おそるべき君等の乳房夏来る |
18 | 灼け石にしずかな限界がきたり |
19 | あさまらのめでたき春となりにけり |
20 | 葉牡丹の火むら冷めたる二月かな |
21 | 極彩のブリキの玩具原爆忌 |
22 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
23 | 耳にする変な日本語終戦忌 |
24 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
25 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
26 | 見えさうな金木犀の香なりけり |
27 | かろき子は月にあづけむ肩車 |
28 | 涅槃図やそこらあたりに脱衣かご |
29 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
30 | 黄落にときはぎといふ唐変木 |
31 | 苔くさい雨に唇泳ぐ挽肉器 |
32 | 夏蕨鯉のごとくに笑う僧 |
33 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
34 | 草書体の読経に従けず夏燕 |
35 | 沈みゆく海月みづいろとなりて消ゆ |
36 | 帰還せりただ俯いて花として |
37 | しづかなる男の怒り扇置く |
38 | 天の川鷹は飼はれて眠りをり |
39 | 鳥わたるこきこきこきと缶切れば |
40 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
41 | 老斑の腕の蝮と出会いけり |
42 | 記者の朝ちぎれ靴噴く一刷の血 |
43 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
44 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
45 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
46 | がたと榾崩れて夕べなりしかな |
47 | 混浴にゆっくり入る桜桃忌 |
48 | 鳳仙花かごめかごめの歌消える |
49 | 海に出て木枯帰るところなし |
50 | 厚餡割ればシクと音して雲の峰 |
2024年9月26日 10時14分更新(随時更新中)