現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 八月や六日九日十五日 |
2 | 愛を言ふ力残さむ大夕焼 |
3 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
4 | 霜の墓抱き起されしとき見たり |
5 | わが世のあと百の月照る憂世かな |
6 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
7 | 町空のつばくらめのみ新しや |
8 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
9 | 遅き日は菖蒲の束を屋根に上げ |
10 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | けふの月馬も夜道を好みけり |
13 | 坪庭の風も招きて新茶淹る |
14 | 一対か一対一か枯野人 |
15 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
16 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
17 | まさびしき海峡ひとつ秋を来て |
18 | みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな |
19 | 玻璃越しに春陰の夜叉覗くなり |
20 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
21 | 掌に受ける水の重さよ八月忌 |
22 | ちるさくら海あをければ海へちる |
23 | ひとところ盛りあがりたり蛇の水 |
24 | 忘却の日日も育ちし青蜜柑 |
25 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
26 | 空蟬の中の空気を大切に |
27 | 眼帯のうちにて炎ゆるカンナあり |
28 | 雁の声のしばらく空に満ち |
29 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
30 | 自死百代冬越す事のあれやこれ |
31 | 見上ぐるも見下ろすもよし花の山 |
32 | 満開の空かけてゐる弟よ |
33 | わが傘寿もったいないほど落花落花 |
34 | 金魚玉とり落しなば鋪道の花 |
35 | 月光に一つの椅子を置きかふる |
36 | 船の名の月に読まるる港かな |
37 | 生身魂縄文杉を称へけり |
38 | 灯をともす指の間の春の闇 |
39 | 栞して山家集あり西行忌 |
40 | 空蝉の一太刀浴びし背中かな |
41 | 日を追わぬ大向日葵となりにけり |
42 | 身ほとりを冷ますあやめを植ゑにけり |
43 | この指に触れてよ夏の空になってよ |
44 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
45 | 涼風の一塊として男来る |
46 | 夕雲のかたち変へつつ青あらし |
47 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
48 | 終ひ湯にムーミンママが来る月夜 |
49 | 探梅のこころもとなき人数かな |
50 | 一輌車駅の万緑乗せて発つ |
2024年9月24日 05時37分更新(随時更新中)