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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2023年3月16日のデイリーキーワードランキング

1

花散るや耳ふって馬おとなしき
2

磨崖佛おほむらさきを放ちけり
3

小春日や隣家の犬の名はピカソ
4

夏山や又大川にめぐりあふ
5

青蛙おのれもペンキぬりたてか
6

囀をこぼさじと抱く大樹かな
7

夜桜やうらわかき月本郷に
8

春怒涛逆光のものみな動く
9

猪鍋を喰ひまぼろしの真神呼ぶ
10

物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな
11

春眠のこの世の端のふくらはぎ
12

逢いたくて泣きたくて菜の花になる
13

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
14

白萩や妻子自害の墓碑ばかり
15

まぼろしの鹿はしぐるるばかりなり
16

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
17

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
18

某は案山子にて候雀どの
19

三日月がめそめそといる米の飯
20

雛飾る部屋に目覚めて闇深し
21

噴水や人より多き鳥の恋
22

波の秀の高きに崩れ花の昼
23

なめくじり寂光を負い鶏のそば
24

木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ
25

地に落ちて柿栗青し土用東風
26

時鳥厠半ばに出かねたり
27

蝶追ふて春山深く迷ひけり
28

苗代と死者を隔つる白襖
29

三月の甘納豆のうふふふふ
30

冬の波冬の波止場に来て返す
31

誤差なかりしや巌上の鶚の巣
32

催花雨や空き家に人の出入りして
33

葉桜のしあわせ朝の道歩く
34

人殺す我かも知らず飛ぶ蛍
35

悪なれば色悪よけれ老の春
36

風が火を火が風を呼ぶお山焼
37

鶏頭を抜けばくるもの風と雪
38

叱られて目をつぶる猫春隣
39

雀らも海かけて飛べ吹流し
40

てるてる坊主くるくる廻り梅雨の明け
41

一日もの云はず蝶の影さす
42

冬河に新聞全紙浸り浮く
43

天の川わたるお多福豆一列
44

春霰の通り過ぎたるほくろかな
45

親一人子一人蛍光りけり
46

凩の果はありけり海の音
47

まだ暗き一の鳥居の古びけり
48

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ
49

ベレーはみ出る白鬢 神戸でなら死にたい
50

雁やのこるものみな美しき


2024年4月20日 17時29分更新(随時更新中)
 

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