現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
7 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | 半夏生ゴッホ展出てよりの難聴 |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く |
19 | 暗室の男のために秋刀魚焼く |
20 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
21 | 山は山海は海鳴り久女の忌 |
22 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
23 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
24 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
25 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
26 | みめよくて田植の笠に指を添ふ |
27 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
28 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
29 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
30 | 望郷や秋に別れの嘘一つ |
31 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
32 | 月のまわり真空にして月見草 |
33 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
34 | 磨崖仏滴りに浮く眉目かな |
35 | 分け入つても分け入つても青い山 |
36 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
37 | 螢火や手首ほそしと掴まれし |
38 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
39 | 冷酒澄みコツプにきざす夕茜 |
40 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
41 | ほおずきの花ひそひそと先のこと |
42 | 山又山山桜又山桜 |
43 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
44 | 紐引きて灯す枕頭梅雨寒し |
45 | 晩年は桜ふぶきといふべかり |
46 | 人の手に焔みじかく厄詣り |
47 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
48 | みぞるる窓荒れの烏賊火は絶ちて寝む |
49 | 子のあらばつけたき名あり花石榴 |
50 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2024年9月23日 14時59分更新(随時更新中)