現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月7日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | しぐるるやくだまくひとの衿糞 |
3 | 一輪の花となりたる揚花火 |
4 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
5 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
6 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 家毎に地球の人や天の川 |
9 | 富士を去る日焼けし腕の時計澄み |
10 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
11 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
12 | 人が田を朝からあるく油照 |
13 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
14 | 青胡桃しなのの空のかたさかな |
15 | みちのくの月夜の鰻あそびをり |
16 | いづくにも虹のかけらを拾ひ得ず |
17 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
18 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
19 | この道の富士になりゆく芒かな |
20 | 英霊たちのタラップとなる牡丹雪 |
21 | 朝顔大輪臍と旋毛の七曲り |
22 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
23 | 生き難き刻午後にありきりぎりす |
24 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
25 | 黒揚羽水の匂ひの法隆寺 |
26 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
27 | 夏の山国母いてわれを与太という |
28 | 早乙女の裾を下して羞ぢらへり |
29 | 梅雨の妻いまにして女の一生読む |
30 | からだの風景を鷹が舞っている |
31 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
32 | 日向水かの渤海をさまよわん |
33 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
34 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
35 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
36 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
37 | 髭草の一葉一葉も霧氷かな |
38 | 一陣の落花が壁に当る音 |
39 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
40 | たとえば一位の木のいちいとは風に揺られる |
41 | 鬼百合も写ってしまう心電図 |
42 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
43 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
44 | 重ね着の中に女のはだかあり |
45 | しぐるるや駅に西口東口 |
46 | 朱欒割りサド侯爵の忌を修す |
47 | 黒揚羽亡き人の魂のせて来よ |
48 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
49 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
50 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
2024年9月25日 22時42分更新(随時更新中)