現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
2 | 若鮎の二手になりて上りけり |
3 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
4 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
5 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
6 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
7 | 天皇も守れる朝の味噌加減 |
8 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
9 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
10 | あわゆきのつもるつもりや砂の上 |
11 | 日本がここに集る初詣 |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
14 | ぼろ屑のように眠りて大旦 |
15 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
16 | をととひのへちまの水も取らざりき |
17 | ふるさとはさみしきところ昼寝覚 |
18 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
19 | 浜で裸になり松の花より若い妻 |
20 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
21 | 青濁の沼ありしかキリシタン刑場 |
22 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
25 | わが死後を書けばかならず春怒濤 |
26 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
27 | 冬空や猫塀づたひどこへもゆける |
28 | 春や昔十五万石の城下哉 |
29 | あかあかと夢に綿打つ晩夏かな |
30 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
33 | この秋思五合庵よりつききたる |
34 | 童女ゐて頬杖をして涅槃像 |
35 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
36 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
37 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
38 | 螢火に魔法の解けし甕の口 |
39 | 恐るべき八十粒や年の豆 |
40 | しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり |
41 | 烏瓜の花見てしまう怪しき白毛 |
42 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
43 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
44 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
45 | 水匂う夜明け共有林に入る |
46 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
47 | 家毎に地球の人や天の川 |
48 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
49 | 雨の中に立春大吉の光あり |
50 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
2024年9月24日 09時26分更新(随時更新中)