現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
2 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
3 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
4 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
5 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
6 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
7 | 遠浅の水清ければ桜貝 |
8 | つり鐘の蔕のところが渋かりき |
9 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
12 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
13 | 鳥渡る博物館の林かな |
14 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
15 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
16 | うかうかと我門過る月夜かな |
17 | なつかしや苗代水に畦とぎれ |
18 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
19 | 夏落葉しんしんと子にことば満つ |
20 | 何となく寒いと我は思ふのみ |
21 | こんなよい月を一人で見て寝る |
22 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 霜柱俳句は切字響きけり |
27 | 乳房や ああ身をそらす 春の虹 |
28 | 陽へ病む |
29 | 葱きざむつくづく白き一人分 |
30 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
31 | 青柿が青し線香二本づつ |
32 | なかんづく珠なす肝や鮟鱇鍋 |
33 | 口々に都をどりはヨーイヤサー |
34 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
35 | 十二月八日の霜の屋根幾万 |
36 | いさぎよく鴨はさよなら一顧なし |
37 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
38 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
39 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
40 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
41 | 書初の筆の力の余りけり |
42 | 寂莫と湯婆に足をそろへけり |
43 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
44 | ゆるゆると水恋ふ色に藍の花 |
45 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
46 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
47 | 蝿帳をなつかしがりて蝿とまる |
48 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
49 | 湯ざめして置きどころなき火消壺 |
50 | くりからもんもん冬の金魚は逆立ちに |
2024年9月23日 07時59分更新(随時更新中)