現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 冬凪が白くて出し忘れる手紙 |
3 | 初暦知らぬ月日は美しく |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
6 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
7 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
8 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
9 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
10 | 山が山押して夜の来る年の暮れ |
11 | 一行の添え書に見る年賀状 |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
15 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
16 | 無印の人間でいい青木の実 |
17 | 蒲鉾の並ぶ老舗の梅早し |
18 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
19 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
20 | 顔見世の楽屋入りまで清水に |
21 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
22 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
23 | 水枕ガバリと寒い海がある |
24 | まつすぐな道でさみしい |
25 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
26 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
27 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
28 | こときれてなほ邯鄲のうすみどり |
29 | 深雪道来し方行方相似たり |
30 | どこまでも夫を疑い氷雨降る |
31 | きのふ来た人を見送る風車 |
32 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
33 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
34 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
35 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
36 | 歳の市茶髪の売り子まめまめし |
37 | 声明のほぐるる古刹風薫る |
38 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
39 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
40 | 晩成の意地の一願初天神 |
41 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
42 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
43 | 年新た思いめぐらす十年後 |
44 | レノン忌や学徒の軍靴雨しぶく |
45 | 畳の目粗し雪夜をかへりきて |
46 | 村道に鹿の足跡深雪晴 |
47 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
48 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
49 | 糸瓜子規大根虚子や初明かり |
50 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
2024年9月21日 16時12分更新(随時更新中)