現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月31日のデイリーキーワードランキング
1 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
2 | 身を鎧ふ才覚はなし木の葉髪 |
3 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
4 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
5 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
6 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
7 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
10 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
13 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
14 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
15 | 水枕ガバリと寒い海がある |
16 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
17 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
18 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | 子がなくて白きもの干す鵙の下 |
21 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
22 | 雪だるま星のおしやべりぺちやくちやと |
23 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
24 | 炉辺に降るもの清少納言の雪 |
25 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
26 | 行春やただ照り給ふ厨子の中 |
27 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
28 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
29 | 柊の花一本の香りかな |
30 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
31 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
32 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
33 | 正座ときに放浪であり曼珠沙華 |
34 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
35 | 淡雪を笑い飛ばして電工夫 |
36 | 能面の裏何もない芒原 |
37 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
38 | ものの種にぎればいのちひしめける |
39 | ねんねこから片手でてゐる冬霞 |
40 | まんさくへまた立ちかえる風の父 |
41 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
42 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
43 | 山又山山桜又山桜 |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | 物怖じをしない子が好き猫柳 |
46 | 月氷る古鏡にふたりの祖母の貌 |
47 | 時ものを解決するや春を待つ |
48 | 草に音立てゝ雨来る秋燕 |
49 | 残雪の尾根くつきりと伊吹山 |
50 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2024年9月22日 05時27分更新(随時更新中)