現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 紅葉明るし手紙よむによし |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
4 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
5 | ものの種にぎればいのちひしめける |
6 | 氏神の鍵銹ついて冬に入る |
7 | 飴なめて流離悴むこともなし |
8 | コーヒー店永遠に在り秋の雨 |
9 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
10 | 春の夜や寝れば恋しき観世音 |
11 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
12 | ひるがへる葉に沈みたる牡丹かな |
13 | 一日もの云はず蝶の影さす |
14 | 万骨の一片として夏瘦せて |
15 | ずぶぬれて犬ころ |
16 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
17 | 白き馬地に在るときは翼なく |
18 | 生きることの恥多く 冬の夕茜 |
19 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
20 | 山又山山桜又山桜 |
21 | 夏山と溶岩の色とはわかれけり |
22 | 王義之の真筆に逢ふ冬ともし |
23 | 花冷の包丁獣脂もて曇る |
24 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
25 | この道しかない春の雪ふる |
26 | 麺麭屋まで二百歩 銀河へは七歩 |
27 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
28 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
29 | あの世ってどんなとこかな花野行く |
30 | 昔男ありけりわれ等都鳥 |
31 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
32 | またの世は青磁双魚として逢はむ |
33 | 蜩や硯の奧の青山河 |
34 | 大鯉のぎいと廻りぬ秋の昼 |
35 | 白鳥のふわりと泛ぶ化粧室 |
36 | 夏じほの音たかく訃のいたりけり |
37 | 海に出て木枯帰るところなし |
38 | 神山の端山に住みて星月夜 |
39 | 紅葉散る猫の名前はソクラテス |
40 | 氏素性問えば魚屋に冬の魚 |
41 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
42 | 身ほとりを冷ますあやめを植ゑにけり |
43 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
44 | 蒲の穂の一つが弾け番鴨 |
45 | なにもかも人ごとにして葛湯吹く |
46 | べたべたに田も菜の花も照りみだる |
47 | わが祖国愚直に桜散りゆくよ |
48 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
49 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
50 | 抱かるるも縋るも水子氷雨中 |
2024年4月27日 12時42分更新(随時更新中)