現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年4月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 人間になりすまします花の闇 |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
5 | どこまでが花どこからが花の闇 |
6 | 来ることの嬉しき燕きたりけり |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
9 | 浜なしのくらつとゆれるまくれなゐ |
10 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
11 | 寒き日の影も形も現なり |
12 | 鳴き龍に音の冷たきたなごころ |
13 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
14 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
15 | 空腹のあと食べすぎる昼桜 |
16 | 野を焼いて背中さびしくなつてをり |
17 | 洗ひたるかぶらましろしよき世なれ |
18 | 清明や街道の松高く立つ |
19 | ちるさくら海あをければ海へちる |
20 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
21 | ヒヤシンス奈落の蓋は下にあく |
22 | 早苗束放られみどり頑是なし |
23 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
24 | 育たなくなれば大人ぞ春のくれ |
25 | 考える人は考え昭和の日 |
26 | のどけしや首つままれて醤油瓶 |
27 | 二人静家系図はただ女にて |
28 | 急坂に都電の記憶陽炎へる |
29 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
30 | 雑嚢の中はみかんの花ばかり |
31 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
32 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
33 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
34 | ヒヤシンス死者に時間のたつぷりと |
35 | 雲海の中に石楠花盛りなる |
36 | みづいろの春眠くれなゐの永眠 |
37 | 秋風をきくみほとけのくすりゆび |
38 | 夏近し右に曲がれば遠回り |
39 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
40 | 落ちざまも輪廻輪廻の沙羅の花 |
41 | 昼ふかく稲刈る音のすすみくる |
42 | 勤行や三十六峰花霞 |
43 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
44 | 一握の砂を滄海にはなむけす |
45 | 買ふと決め又ひとまはり植木市 |
46 | 山窪は蜜柑の花の匂ひ壺 |
47 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
48 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
49 | 白寿まで矍鑠たらん 座禅草 |
50 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
2024年9月24日 08時16分更新(随時更新中)