現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 李白思えばすぐ酔う雪のひとり酒 |
2 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
3 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
4 | 手作りの湯呑分厚し冬の雷 |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
7 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 花街の跡と聞く路地おぼろ月 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
12 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
13 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
14 | 春寒し素直に落ちる砂時計 |
15 | 真実は小説通り草紅葉 |
16 | 惑星の小さき湖心へ蜆舟 |
17 | 藍壺に寝せある布や明易き |
18 | 里山の風は七癖早春賦 |
19 | 枯れゆくに骨身惜しまず雑木山 |
20 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
21 | 流し雛岩陰を波躍り出て |
22 | ダーツ命中結論出ずに寒明けた |
23 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 追分本陣は焼けて終ひし雪女郎 |
26 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
27 | 寒星や神の算盤ただひそか |
28 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
29 | 万蕾の梅や鎌倉波の音 |
30 | 水着の妻はて見しことのありやなし |
31 | 賜りし刻や光やひつじ草 |
32 | 袖口にのこる焚火の匂ひかな |
33 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
34 | 凩と街の黙契贋サンタ |
35 | 踏まれても咲く蒲公英のど根性 |
36 | 爛々と昼の星見え菌生え |
37 | しろさるすべり咲いて視野狭窄わたし |
38 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
39 | 龍天に昇りしあとの田螺かな |
40 | 春雨や心のままのひじ枕 |
41 | 光堂より一筋の雪解水 |
42 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
43 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
44 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
45 | 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ |
46 | 春隣何処まで来たか風見鶏 |
47 | 名ばかりの寒明け今朝の魚市場 |
48 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
49 | 分け入つても分け入つても青い山 |
50 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
2024年9月20日 06時52分更新(随時更新中)