現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年8月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 八月や六日九日十五日 |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 蜜柑に種小さき妬心の如きかな |
5 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
6 | 垣繕ふや潮風のばりんばりん |
7 | 槙の空秋押移りゐたりけり |
8 | 炎天や瓦をすべる兜蟲 |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | スズメバチ庇はすごい磁場である |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
13 | 春の山屍をうめてむなしかり |
14 | 台風一過あすからはダイエット |
15 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
16 | 卵割るように銀河を渡りけり |
17 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
18 | 空に得し死色の中を夏の去る |
19 | 孔雀売りますと春のこの首里に |
20 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
21 | 閂をかけて見返る虫の闇 |
22 | 牡丹百二百三百門一つ |
23 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
24 | 母と来て炎天の墓ひた濡らす |
25 | 句碑の文字指にてたどる花野中 |
26 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
27 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
28 | 津軽弁函館訛烏賊つり火 |
29 | あいつぎて訃報のありし年暮るる |
30 | 狂おしきばかり秋蝶今を生く |
31 | 猫太る夢に山河も冬枯れて |
32 | かまつかのゆるみそめたる紅の張り |
33 | 鰯雲美しき死を夜に誓ふ |
34 | 椎の秋少し悲しく土竜の屍 |
35 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
36 | むかご飯ほろほろほろと声こぼれ |
37 | 弔問に少し遅れて黒揚羽 |
38 | 白富士の光の声きく五輪塔 |
39 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
40 | 宵闇の末の松山より少年 |
41 | 螢籠螢の死後も闇に置く |
42 | 狐火をみて命日を遊びけり |
43 | 亀鳴くや常世の国を煙巻く |
44 | 夏の蝶らしく疲れた白い紙 |
45 | 雁来紅しかられたくて佇っている |
46 | 秋の水水琴窟の音となり |
47 | 逢ひたきは故人ばかりよ秋の風 |
48 | 手廻しの蓄音機鳴る淑気かな |
49 | 愛蔵の碗の手入れも年用意 |
50 | その中に崩落の音花カンナ |
2024年9月21日 04時26分更新(随時更新中)