現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
6 | あるけばかつこういそげばかつこう |
7 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 梅根性また柿根性二月来る |
10 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
11 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
12 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
13 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
14 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
15 | 校長が若く見える日藁細工 |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
18 | 菫程な小さき人に生れたし |
19 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
20 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
21 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
22 | 冬河に新聞全紙浸り浮く |
23 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
24 | 見沼野や辛夷と桃と菜の花と |
25 | 初暦知らぬ月日は美しく |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
28 | 秋の航一大紺円盤の中 |
29 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
30 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
31 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
32 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
33 | 黙禱に初春の星響き合ふ |
34 | わがいのち菊にむかひてしづかなる |
35 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
36 | 芋の露連山影を正しうす |
37 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
38 | 街の雨鴬餅がもうでたか |
39 | 畳の目粗し雪夜をかへりきて |
40 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
41 | 百千鳥もつとも烏の声甘ゆ |
42 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
43 | 風花は雪か花かと翁さぶ |
44 | 若水のぴんとはりつく指の先 |
45 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
46 | 老いし身にいつか童心寒雀 |
47 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
48 | 去りがてに白魔となりて寒明くる |
49 | 大寒と敵のごとく対ひたり |
50 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
2025年9月2日 18時28分更新(随時更新中)