現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
3 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
4 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
5 | 芋の露連山影を正しうす |
6 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
7 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 入れものが無い両手で受ける |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
17 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
18 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | 梨食ふと目鼻片づけこの乙女 |
21 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
22 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
23 | かなしめば鵙金色の日を負ひ来 |
24 | 星空へ店より林檎あふれをり |
25 | 月光のおもたからずや長き髪 |
26 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
27 | 重ね着の中に女のはだかあり |
28 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
29 | 沈みゆく海月みづいろとなりて消ゆ |
30 | 人のもの質に置きけり暮の秋 |
31 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
32 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
33 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
34 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
35 | 湯舟にて菖蒲啣えし首なりけり |
36 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
37 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
38 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
39 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
40 | 起し絵の男をころす女かな |
41 | 大榾をかへせば裏は一面火 |
42 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
43 | わたくしのあばらへ蔓草がのびてくる |
44 | 雪夜の巨船浮ぶ小屋掛け靴屋の灯 |
45 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
46 | 虚子一人銀河と共に西へ行く |
47 | 鴬や洞然として昼霞 |
48 | 篠の子は雲に巻かれて育つらし |
49 | 鍵穴に蜜ぬりながら息あらし |
50 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
2024年9月23日 20時03分更新(随時更新中)