現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年10月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
4 | 白妙の菊の枕をぬひ上げし |
5 | せきをしてもひとり |
6 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 落花生遠き月日の殻潰す |
11 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 長き夜の苦しみを解き給ひしや |
14 | 雄鹿の前吾もあらあらしき息す |
15 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
16 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
17 | 好きなのは青紫蘇、名誉なき男 |
18 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
19 | 死にし人別れし人や遠花火 |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | 抜歯して魂のなき秋簾 |
22 | 虚子ぎらひかな女嫌ひのひとへ帯 |
23 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
24 | また一人落葉踏む音銀婚式 |
25 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
26 | 鮎落ちて没日を映す瀬のゆるむ |
27 | 星空へ店より林檎あふれをり |
28 | 熟柿 五体投地落款 |
29 | 恋を得て蛍は闇に沈みけり |
30 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
31 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
32 | いつどこへ越されゆきしか秋簾 |
33 | かぶら蒸し忘れてはるか人の肌 |
34 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
35 | 山峡に沢蟹の華微かなり |
36 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
37 | オリオンの盾新しき年に入る |
38 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
39 | 寒星や神の算盤ただひそか |
40 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
41 | 爆音や乾きて剛き麦の禾 |
42 | 本読めば本の中より虫の声 |
43 | 幹太き松の真上や寒満月 |
44 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
45 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
46 | 一月の川一月の谷の中 |
47 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
48 | 一木の榎の空の澄みにけり |
49 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
50 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
2024年4月19日 16時31分更新(随時更新中)