現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
3 | 雪の上を人があるいて雪の果 |
4 | 船笛や満月翳らせ過ぎゆけり |
5 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
6 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
7 | 花散るや瑞々しきは出羽の国 |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 山桜 雪嶺天に 声もなし |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
13 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | 冬深し柱の中の濤の音 |
18 | 穴まどい今日が明日でもよい立場 |
19 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
20 | 分け入つても分け入つても青い山 |
21 | 四角な冬空万葉集にはなき冬空 |
22 | 夜空より大きな灰や年の市 |
23 | 青麦のなかに淋しい良寛さま |
24 | 奉公にゆく誰彼や海蠃廻し |
25 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
26 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
27 | 愁眉開く庄内平野稲穂波 |
28 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
29 | ちるさくら海あをければ海へちる |
30 | コスモスは風の入口かもしれぬ |
31 | 顔のなく夜干の白さ重なれり |
32 | 蝉時雨止んで虚空の広がりぬ |
33 | 朝霧の中の棚田や水の音 |
34 | 女来と帯纒き出づる百日紅 |
35 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
36 | 春や昔十五万石の城下哉 |
37 | おにをこぜ徹頭徹尾おにをこぜ |
38 | 腰切田の津軽農史や雪霏々と |
39 | 雪ふる夢ただ山中とおもふのみ |
40 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
41 | 待ち針を打つて冬夜の待ちぼうけ |
42 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
43 | 朝霧の青き中なれば言いやすし |
44 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
45 | 眉細くひきし孤子聖五月 |
46 | 老夫婦の黙に沖さす遠ヨツト |
47 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
48 | アンコール曲ハミングはみんぐ 虫すだく |
49 | こほろぎや右の肺葉穴だらけ |
50 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
2024年9月26日 17時41分更新(随時更新中)