現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 樹を抱けば樹に暖みありもがり笛 |
3 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
4 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 陸さびしはぐれ海豹寄りては去り |
8 | まんさくやいま山姥の面会い |
9 | 秋の航一大紺円盤の中 |
10 | ふらここや少し汗出る戀衣 |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | 世を恋ふて人を恐るる余寒かな |
13 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
14 | 舞う雪や果てなく語る無言舘 |
15 | もがり笛よがりのこゑもまぎれけり |
16 | 毛糸編みじゃれつく猫に勝ち目なし |
17 | 古唐津は父の重さや夏来る |
18 | 体調の戻りて勤労感謝の日 |
19 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
20 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
21 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
22 | 尾根越えのしんがり煽る春北風 |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
25 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
26 | ものの芽に夜は囲まれ格納庫 |
27 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
28 | 雪しずく軒にドレミの音増やす |
29 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
30 | 重ね着の中に女のはだかあり |
31 | こんなよい月を一人で見て寝る |
32 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
33 | 年を以て巨人としたり歩み去る |
34 | 月光に深雪の創のかくれなし |
35 | 冬あかね月の舟にはおばばさま |
36 | いい汗をかこうよ海が見えるまで |
37 | 盗みたるトマト齧れば熱かりき |
38 | へうへうとして水を味はふ |
39 | 方丈の大庇より春の蝶 |
40 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
41 | 右肩に名残り雪来て固くなり |
42 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
43 | 朝顔や煉瓦の中の少年期 |
44 | ぷりんとぽぶりんたんぽぽのふりんぐらし |
45 | 遠花火とりすがれるは夕布團 |
46 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
47 | ふきみそを擂るよ汝の離乳鉢 |
48 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
49 | 薄氷の裏を舐めては金魚沈む |
50 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
2025年8月29日 06時17分更新(随時更新中)