現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
2 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
3 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
4 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
5 | 葛咲くや嬬恋村の字いくつ |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
8 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
9 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | 裏返る力もうなし枯蓮 |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 船の名の月に読まるる港かな |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 墓のうらに廻る |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 初暦知らぬ月日は美しく |
20 | 風の中おのれを責めつつ歩く |
21 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
22 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
23 | 若鮎の二手になりて上りけり |
24 | 戦争や宇宙ダストも秋湿り |
25 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
26 | やわらかい言葉のように冬木中 |
27 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
28 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
29 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
30 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
31 | その下に白き道あり夏柳 |
32 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
33 | 寒波急日本は細くなりしまま |
34 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
35 | 泉への道後れゆく安けさよ |
36 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
37 | 契約書条文素読日短 |
38 | 校門を出て無口なる卒業子 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
41 | こんなよい月を一人で見て寝る |
42 | 枯落葉はらはらと溜め山尖る |
43 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
44 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
45 | 湯冷めかな折鶴の滞空かな |
46 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
47 | 残生の何に追はるる虎落笛 |
48 | 行く年の後ろに就いて行きにけり |
49 | そよかぜや花びらが持つ記憶 |
50 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
2024年9月24日 00時55分更新(随時更新中)