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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年2月6日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

ひこばゆる木の名を知らず親不孝
4

立冬のことに草木のかがやける
5

阿呆面して十六夜の月眺め
6

梅二月ひかりは風とともにあり
7

土手を外れ枯野の犬となりゆけり
8

ぐらぐらと鬼の声する桜の芽
9

定型をはみ出す呼吸ひこばゆる
10

冬蜂の死にどころなく歩きけり
11

一対か一対一か枯野人
12

外にも出よ触るるばかりに春の月
13

春立ちぬ逆立ちでもしてみるか
14

去年今年貫く棒の如きもの
15

山国の蝶を荒しと思はずや
16

嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ
17

せきをしてもひとり
18

晴天の天守に生れし雪ばんば
19

天辺へ紅を一刷毛合歓の花
20

三日月に一病あづけ眠りけり
21

バスを待ち大路の春をうたがはず
22

襖より向こうは枯野または海
23

百代の過客しんがりに猫の子も
24

著ぶくれて喫煙席の一人かな
25

団栗のころがる先は拉致の海
26

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
27

パンジーの愛想笑ひの無人駅
28

しんしんと肺碧きまで海の旅
29

還暦をすぎ春風のよく見える
30

運命は笑ひ待ちをり卒業す
31

がんばるわなんて言うなよ草の花
32

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
33

夢十夜ことごとく花吹雪せり
34

大火箸突き刺し囲炉裏の懐古談
35

桜散るあなたも河馬になりなさい
36

水温むうしろに人のゐるごとし
37

万緑の中や吾子の歯生え初むる
38

夕暮の花菜畑の淨土めく
39

時ものを解決するや春を待つ
40

幼年のはじめの色を繭玉に
41

遮断機向こうを花菜畑と確信す
42

乳母車夏の怒濤によこむきに
43

毎年よ彼岸の入りに寒いのは
44

霜柱俳句は切字響きけり
45

蝶々のもの食ふ音の静かさよ
46

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
47

まむし草睨まれ通る関所跡
48

湯冷めかな折鶴の滞空かな
49

忽然と地から湧き出すクロッカス
50

春山の色に消えたる箒売り


2024年4月26日 15時14分更新(随時更新中)
 

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