現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年7月22日のデイリーキーワードランキング
1 | おそるべき君等の乳房夏来る |
2 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
3 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
4 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 飴なめて流離悴むこともなし |
7 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
8 | 孤老とは 終日ででつぽに鳴かれ |
9 | 死にたしと言ひたりし手が葱刻む |
10 | 巻尺の伸びて縮んで蝶の昼 |
11 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
12 | 白馬を少女瀆れて下りにけむ |
13 | パンにバタたつぷりつけて春惜む |
14 | かなかなや師弟の道も恋に似る |
15 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
16 | 海鳴やこの夕焼に父捨てむ |
17 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
18 | 天の川わたるお多福豆一列 |
19 | 実石榴は見落としの詩のごとくかな |
20 | この道や伸びて縮んで鳥雲に |
21 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
22 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
23 | 吾の宿痾頭痛に目眩春寒し |
24 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
25 | 黙を光に天地均しの紙漉女 |
26 | 葛咲くや嬬恋村の字いくつ |
27 | 笹の葉の声となりたる初時雨 |
28 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
29 | 三伏の闇はるかより露のこゑ |
30 | 三椏のもともと無垢の俯ける |
31 | 一句二句三句四句五句枯野の句 |
32 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
33 | 一駅をあるきて寒の海の色 |
34 | 老妣の出歩きいるや夕がすみ |
35 | いささかの意地と同居の祭鮨 |
36 | 山又山山桜又山桜 |
37 | えんとつに雌雄のありし花野末 |
38 | ちるさくら海あをければ海へちる |
39 | 遠花火とりすがれるは夕布團 |
40 | 稲妻のほしいままなり明日あるなり |
41 | 炎天や瓦をすべる兜蟲 |
42 | 八月や六日九日十五日 |
43 | 虹消えて忽ち君の無き如し |
44 | いちにち物いはず波音 |
45 | 鵜飼待つとてもきれいな時間です |
46 | 遺品あり岩波文庫阿部一族 |
47 | 木がらしや東京の日のありどころ |
48 | 広場に裂けた木 塩のまわりに塩軋み |
49 | 月に行く漱石妻を忘れたり |
50 | 蟹の腹いつか哀しくなるいのち |
2024年9月24日 22時53分更新(随時更新中)