現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 春雨にぬるるもよけれ泣きたくて |
2 | ひたすらに風が吹くなり大旦 |
3 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
4 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
5 | ひたすらに欅若葉は天を押す |
6 | 看取りより解かれし冬を淋しめり |
7 | ひたひたと歩の近づけり寒の雨 |
8 | ひたすらに雨に打たれし七変化 |
9 | トルソーの幻の肘冬構 |
10 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
11 | 曼珠沙華どれも腹出し秩父の子 |
12 | 天の躁地の鬱さくら明かりかな |
13 | 行く秋の鐘つき料を取りに来る |
14 | 長き夜の苦しみを解き給ひしや |
15 | 行く秋の吐く息くちびるよりぬくし |
16 | 銀盆もゆめの山河や煮くずれて |
17 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
18 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
19 | 北欧の船腹垂るる冬鴎 |
20 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
21 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
22 | 鳩眠らせ沖に汗の目おびただし |
23 | 行く秋やノートルダムの寺院出づ |
24 | 林檎鈴生り八十翁の話好き |
25 | 妻二タ夜あらず二タ夜の天の川 |
26 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
27 | 金雀枝の大きなうねりよく噛もう |
28 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
29 | 紋白蝶来て懐に入り給う |
30 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
31 | 黒揚羽魚板たたきて立ち去りぬ |
32 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
33 | 夏の雨巨木も我もはるけしや |
34 | 行く春ややぶれかぶれの迎酒 |
35 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
36 | 敗戦日ラヂオを聞いてゐるひとり |
37 | 万株の菖蒲に抱かれ身を余す |
38 | 冬の海越す硫酸の壺並ぶ |
39 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
40 | はるかより這うて来る子や夏座敷 |
41 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
42 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
43 | 陽炎に進入禁止二ヶ所あり |
44 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
45 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
46 | 青信号連続すひとつは蜃気楼 |
47 | 海に出て木枯帰るところなし |
48 | 牡丹百二百三百門一つ |
49 | 隼を見失ひたる比叡の空 |
50 | 凍鶴の啼かむと喉をころろころろ |
2024年9月26日 16時53分更新(随時更新中)